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テラー号(フランクリン探検隊)およそ170年ぶりの沈没船大発見

北極航路開拓のため1845年に英国を出発したフランクリン探検隊の沈没船、テラー号が発見されました。発見したのは北極研究財団(非営利団体)。170年ほどたった今になって発見されたのはなぜでしょうか?

テラー号とは

日本では幕末のちょっと前、アヘン戦争の数年後の1845年。イギリスの帝国主義の準備段階的な時期にテラー号は本国を出発。目的はヨーロッパとアジアを結ぶ北西航路の完成にありました。。この任務をまかされたのがジョン・フランクリン海軍大佐。エレバス号とともに新たな北極航路発見のため出発しました。

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テラー号は動力が蒸気機関であり4ノットでの航行が可能でした。スクリューのプロペラは損傷防止機能がありました。スチーム暖房がついていたり、図書室、3年分の食料があり、乗組員たちは当時としては比較的快適な船上生活を送っていたのではないかと推測されます。

テラー号の経路

テラー号の経路

出典:
Mummies: Bodies Talk - FRANKLIN EXPEDITION MUMMIES

1845年5月19日朝にテムズ川河口グリーンハイスを出港しました。北スコットランドのオークニー諸島で短期間停泊しグリーンランドに向かいます。最後に確認されたのはバフィン湾でした。ある時点ではテラー号およびエレバス号はここ(キングウィリアム島ヴィクトリー岬)より北北西24キロの地点に放棄してきたとのメモ(石の塚)が残されていました。

発見時のテラー号の様子

テラー号は2016年9月にテラー湾の水深20メートル付近で発見されました。北極圏で水温が低いためか保存状態は良好でした。驚かされたのがマスト部分が沈没時から今に至るまでずっと水の上にあったということです。実はカナダ軍のイヌイットが7年前に発見していたそうですが、証拠がなかったため黙っていたとのこと。

歴史的発見に思うこと

このフランクリン探検隊は船を捨て陸路で南へ向かうのですが、結局全滅したそうです。環境の整った船内から過酷な北極圏の自然の中に身を置くこととなり非常に厳しい戦いだったと思います。船を捨てたため、食糧も持てる量に限りがあり、空腹を超えて饑餓状態であったことを後の発見が教えてくれています。

限界を超えた饑餓状態にあり隊員達は同じ隊員の肉を食べていたことが明らかになっています。いわゆる人肉食ですね。殺して食べたのか、死んでいる隊員の肉を食したのかはわかりませんが、追い詰められた状況がよくわかります。

航路開拓というとロマンを感じますが、実際はフランクリン探検隊全滅の話のように悲惨な結末を迎えた事例が無数に存在しています。ただ彼らが失踪したことにより捜索隊や研究が生まれ、その後の航路開拓に寄与したことは間違いなく、偉大な功績といえると思います。



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