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杉の葉線香-福岡県八女市馬場水車場- 伝統にこだわる理由とは

機械での大量生産が当たり前の現代において、杉の葉を水車の動力を使った杵(きね)でじっくり搗く杉の葉線香の製法が生き残る

福岡県八女市馬場水車場。そのこだわりの理由を探ります。

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杉の葉線香とは(伝統的な製法)

乾燥させた杉の葉をカットしそれを杵で搗きます。水車の動力を用いて搗くのですが、なぜ機械に頼らないかといいますと機械で搗くと熱を持って杉の香りが損なわれてしまうからだそうです。

出来た粉の色は土のような色をしています。私達が普段使う線香に色が緑色なのは着色料によるものです。この粉をさらに篩にかけて細かくしてからお湯を注いで練っていきます。

あとは無数に穴が空いた型に杉の粉を投入してプレスすると穴を通って線香の出来上がり。出来上がった線香は乾燥させた後に長さを揃えて束にして巻いていきます。この作業も人力です。

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消えつつある伝統

家庭用線香は毎日香や青雲が有名でほぼこの二社でシェアを占めているように思えます。伝統的な製法の杉の葉線香は、価格面では大量生産の線香には太刀打ちできません。実際福岡県八女市には水車を用いた杉の葉線香の生産者が40以上あったのですが、現在は馬場水車場ともう一箇所しか残っておりません。

馬場水車場とは

所在地:福岡県八女市上陽町
馬場猛さん、千恵子さんご夫妻が経営。

1918年 馬場水車小屋の前身が八重谷集落住民の共同出資で建設される
当時の集落の出資額は2,630円(現在の約6,000万円)に及んだという
1961年 馬場家に引き継がれる

参考サイト
馬場 猛(ばば たけし)さん・千恵子(ちえこ)さん | COREZOコレゾ賞

馬場水車場の杉の葉線香

つなぎにタブノキを使用。化学物質を使わない自然100パーセントの線香です。

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伝統を守り続ける理由

馬場さんは杉の葉線香づくりの他、魚や猪、山菜採りで年中お忙しいとか。常に自然に囲まれ、自然の恵みをいただく生活。こういう環境の中にいるおかげで自然のありがたさや自然の大切さ、そこから生まれた産業をただ大切にしたいという想いだけなのかもしれません。

ご本人が言うには重労働かつ儲からない仕事だそうです。利益ではなく強い想いで仕事をなさっているのです。

みんなで伝統を守りましょう

水車は耐用年数20年ということでその都度安くはない費用が発生します。馬場さんご夫婦も高齢になり次の世代もいない状態ではありますが、自然の水車の力で自然の線香を作り続け伝統を守ろうという決意に心打たれます。馬場水車場の杉の葉線香の存在をより多くの人に伝えていきたい。そんな想いでこの記事をあげてみました。
簡単な仕事ではありませんが、馬場さんの意思を継ぐ人間が現れることを期待しています。

馬場水車場の杉の葉線香を購入したい方は

www.gaia-ochanomizu.co.jp

shop.unagino-nedoko.net

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